代官山にある店舗デザインのトレンド・事例

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代官山で店舗を開業・改装するなら、内装の雰囲気だけでなく、街を歩く人からの見え方や、店内での過ごしやすさまで考えたいところです。路面店とビルイン店舗では入口の見せ方が異なり、同じ業態でも物件の条件によって実現できるデザインは変わります。

本記事では、代官山の店舗デザイン事例を紹介しながら、街並みに合う店づくり、外観・ファサードの設計、物件選び、デザイン会社への依頼時に確認したいポイントをまとめました。

代官山で参考にしたい
店舗デザイン事例

業態や利用目的は異なりますが、店の個性をどう伝えるか、外から中へのつながりをどうつくるかという視点は、自店のデザインを考える際にも参考になります。

foundfles(ファウンドフレス)代官山|ワールド・ソリューションズ

foundfles代官山の店舗デザイン事例
画像引用元:ワールド・ソリューションズ公式HP
(https://solutions.world.co.jp/case/space-design/store-world-foundfles-daikanyama/)

商品の魅力を引き立てる
素材とアートの使い方

代官山の路面にオープンした、アパレル・服飾雑貨ブランド「foundfles」の店舗事例です。ワールド・ソリューションズが内装デザインのディレクションとVMD演出を手がけました。白を基調とした店内に質感のある仕上げを取り入れ、オリジナル商品や買い付け商品の魅力が伝わる空間にしています。

ブランドイメージに合うアーティストの作品も店内に設置し、商品を販売するだけでなく、ブランドの感性を発信できる場として計画されています。内装を主張させすぎず、素材やアートで店の個性を伝えるという考え方は、セレクトショップの空間づくりで参考になります。なお、公式事例によると同店は現在営業していません。

参照元:ワールド・ソリューションズ公式HP(https://solutions.world.co.jp/case/space-design/store-world-foundfles-daikanyama/)

Mary Jane・食品庫など|Degins JP

Mary Jane・食品庫などの店舗デザイン事例
画像引用元:Degins JP公式HP
(https://degins.jp/works/maryjane-shokuhinko-chourishitsu-kennkyujo/)

異なる用途の店舗を
一つの世界観でつなぐ

カフェ&ワインバー「Mary Jane」、食材を販売する「食品庫」、調理室、研究所からなる空間の事例です。それぞれが独立した機能を持ちながら、全体のデザイントーンをそろえ、一つのブランドとして感じられるようにしています。

Mary Janeでは、開放できるサッシによって店内とテラスをつなぎ、外を歩く人にも店の様子が伝わる構成です。一方、奥まった場所にある食品庫は、淡い左官仕上げを使い、店を見つけて入る体験をつくっています。立地や用途に応じて入口の見せ方を変えながら、空間全体には統一感を持たせる点が参考になります。

参照元:Degins JP公式HP(https://degins.jp/works/maryjane-shokuhinko-chourishitsu-kennkyujo/)

代官山美容室|足達工務店

代官山の美容室の内装事例
画像引用元:足達工務店公式HP
(https://www.adachihome.jp/works/remodeling/1082/)

業態に必要な機能から
内装を考える

代官山にある美容室の内装工事事例です。足達工務店の公式ページによると、工事面積は22.5坪(75㎡)。店舗デザインを考える際は、仕上がりの印象に加え、受付、施術スペース、シャンプー台、収納をどのように収めるかが使いやすさを左右します。

美容室のように設備と日々の作業が密接に関わる業態では、物件の広さだけを見て席数を決めると、営業中の移動や備品の置き場に無理が生じることがあります。希望するサービスの流れを整理してから、内装と設備の配置を検討することが大切です。

参照元:足達工務店公式HP(https://www.adachihome.jp/works/remodeling/1082/)

DAIKANYAMA SALON|乃村工藝社

DAIKANYAMA SALONの空間デザイン事例
画像引用元:乃村工藝社公式HP
(https://www.nomurakougei.co.jp/achievements/page/daikanyama-salon/)

ファサードから室内まで
同じコンセプトを通す

旧山手通りに位置する、顧客対応用サロンの内外装デザイン事例です。乃村工藝社は「包み隠す」という共通のコンセプトのもと、ファサード、ギャラリー空間、カーテン、待合スペースに異なる素材や表現を用いています。

外観では中の様子をすべて見せず、室内では来訪者が落ち着いて過ごせるように構成しています。物販店や飲食店とは利用目的が異なるものの、外からどう見せたいかと、中でどう過ごしてほしいかを一つの考え方でつなぐ点は、店舗のファサードと内装を計画する際にも参考になります。

参照元:乃村工藝社公式HP(https://www.nomurakougei.co.jp/achievements/page/daikanyama-salon/)

代官山の街並みに合う
店舗デザインを考える

代官山での店づくりでは、「代官山らしい」見た目を先に決めるより、出店場所、業態、来てほしい人を整理することが大切です。駅からの道沿いにある店舗と、目的を持って訪れる人が多い店舗では、必要な見せ方も変わります。

出店場所と来店客に合わせて店の見せ方を決める

通りを歩く人に店を知ってほしいなら、外から業態や店内の雰囲気が分かる入口が役立ちます。一方、予約制のサロンなどでは、店内を大きく見せるより、落ち着いて入れることを優先した方が店のサービスに合う場合もあります。

同じ代官山でも、物件が通りに面しているか、建物の奥や上層階にあるかによって、店を見つけるまでの流れは異なります。来店客がどこで店に気づき、どのように入口まで進むかを現地で確かめてから、外観とサインを考えましょう。

上質さと入りやすさを両立する

上質な印象を出そうとして外から店内がまったく見えないつくりにすると、初めて訪れる人には入りにくく感じられることがあります。反対に、何でも見せればよいわけでもありません。扱う商品やサービスに応じて、見せる場所と落ち着いて過ごせる場所を分けることが大切です。

たとえば、入口付近には商品や受付が見える余地を残し、奥の客席や施術スペースでは視線を和らげる方法があります。店の雰囲気が伝わる見通しと、店内での居心地のよさを一緒に考えると、外観と内装に無理のないつながりが生まれます。

内装・商品・サービスに共通する個性をつくる

個性的な店舗にしたい場合も、装飾を増やすことから始める必要はありません。扱う商品、提供するサービス、価格帯、接客の仕方を整理すると、店に合う素材や色、照明の方向性が見えてきます。

看板は落ち着いた印象なのに店内だけが華やか、といったずれがあると、来店前に抱いた期待と実際の体験が合わなくなります。外観、内装、商品やサービスに共通する考え方を決めることで、店の個性が伝わりやすくなります。

代官山の店舗で重視したい
外観・ファサード設計

ファサードは、通りから見える店舗の顔です。代官山で店舗を計画する際も、目立つ看板を設けることだけを目的にせず、店を見つけやすいか、入りやすいか、周辺とどう接しているかを確認しましょう。

通行人から見える位置に入口と店の情報を置く

歩いている人は、店舗の正面だけを見ているとは限りません。建物に近づく方向や歩道からの距離によっては、正面の看板より、入口の位置や窓越しに見える店内の方が先に目に入ります。

店名、業態、入口の位置がそれぞれ離れていると、興味を持っても入る場所が分かりにくくなります。現地で通行方向からの見え方を確認し、店の存在に気づいてから入口にたどり着くまでの情報を整理しましょう。

路面店とビルイン店舗で案内方法を変える

路面店では、窓や扉、入口周りの照明などを使って、通りと店内をどうつなぐかがポイントになります。店内を見せる場合も、商品や客席のどこを見せるかによって、受ける印象は変わります。

ビルイン店舗では、建物の入口で店を見つけられるかが先決です。階数表示や館内案内、エレベーターを降りた後のサインまで確認し、建物に入ってから店舗の扉に着くまで迷わない導線をつくりましょう。

看板・サイン・照明の役割を整理する

看板に多くの情報を詰め込むより、まず何を伝えるべきかを決めます。遠くからは店の存在、近くでは店名や取扱商品、入口では営業時間といったように、見る場所に応じて情報を分けると伝わりやすくなります。

夜間も営業する店舗では、看板だけでなく入口や窓周りの明るさも見え方に影響します。ただし、照明を強くすればよいわけではありません。営業時間帯に現地でどう見えるかを確かめ、周辺への光の広がりも考慮して計画しましょう。

住宅や周辺店舗との距離感に配慮する

周囲に住宅やほかの店舗がある場合、外観の計画は自店の見え方だけでは完結しません。看板や照明の位置、入口付近での待機、屋外に置く什器などは、隣接する建物や歩行者の動線にも関わります。

建物のルールによっては、看板の大きさや外壁の変更に制限があることもあります。周辺への影響と物件で認められる工事範囲を確認したうえで、店の個性を表現できる方法を探しましょう。

代官山で店舗物件を選ぶ際の
確認ポイント

気に入った物件でも、希望するレイアウトや営業方法を実現できるとは限りません。契約後に大きな変更が必要にならないよう、デザインの検討と並行して物件条件を確認しておきましょう。

前面道路からの視認性と来店導線

図面上では通りに面していても、植栽や建物の柱、隣の看板によって入口が見えにくい場合があります。また、最寄り駅から来る人と反対方向から来る人では、店舗の見え方が異なります。

内見時には物件の正面に立つだけでなく、来店客が歩くと想定される方向から近づいてみましょう。どの位置で店に気づき、入口を認識できるかを確認すると、必要なサインや外観の工夫を考えやすくなります。

面積・天井高・給排水・電気・換気

店舗の面積が希望に合っていても、柱や既存設備の位置によって使えるスペースは変わります。天井高は照明や空調の収め方にも関わるため、仕上げ後にどの程度の高さが残るか確認したいところです。

飲食店なら厨房の給排水や換気、美容室ならシャンプー台の給湯・排水など、必要な設備は業態ごとに異なります。使用する機器と希望する配置を整理し、既存設備で対応できるか、追加工事が必要かを設計会社や施工会社に確認しましょう。

搬入経路・工事可能時間・近隣への配慮

店内の設計が決まっても、大きな什器や設備を搬入できなければ計画の見直しが必要になります。建物の入口、階段やエレベーター、共用廊下の幅など、工事中と開業後の両方で使う経路を確認しましょう。

工事ができる曜日・時間帯や、音の出る作業の扱いも物件によって異なります。搬入方法と工事条件を見積もり前に共有することで、工程や費用をより現実的に検討できます。

用途・管理規約・看板や外装の変更条件

物件によっては、希望する業態での営業や、予定している営業時間に条件が付くことがあります。看板の設置、外壁や窓の変更、共用部分の利用についても、契約内容や管理規約の確認が必要です。

「デザインで工夫すれば対応できる」と考える前に、貸主や管理会社に許可される範囲を確かめましょう。営業条件と工事できる範囲を契約前に確認することが、物件選びで大切なポイントです。

代官山で店舗デザイン会社を
選ぶポイント

店舗デザイン会社を選ぶときは、完成写真の好みだけでなく、自店の業態や物件条件を踏まえて提案してくれるかを見ておきましょう。代官山で実現したい店の姿を伝え、各社の考え方を比較することが大切です。

代官山・渋谷周辺と自店の業態に近い実績を見る

代官山や渋谷周辺の実績があれば、都市部の路面店やビルイン店舗など、出店予定の物件に近い条件でどのような仕事をしてきたか確認できます。ただし、エリアが同じというだけで依頼先を決める必要はありません。

アパレルなら商品を見せる什器や動線、飲食店なら客席と厨房、美容室なら施術と設備の配置など、業態ごとに見るべき点は異なります。出店場所と業態の両方で、自店に近い事例があるかを確認しましょう。

ブランドの表現と営業のしやすさを一緒に相談する

見た目が魅力的でも、スタッフが動きにくかったり、商品を補充しにくかったりすれば、営業を続けるうえで負担になります。来店客にどう感じてほしいかに加え、日々どのように店を運営するかも伝えましょう。

相談時には、希望する雰囲気の写真だけでなく、取扱商品、スタッフ数、接客の流れ、必要な収納も共有します。ブランドの印象と実際の使いやすさを一緒に提案できるかが、会社を比較するポイントです。

自店に近い規模・物件条件での提案を確認する

広い店舗の事例が魅力的でも、同じデザインを小規模な物件にそのまま取り入れられるとは限りません。出店予定の面積や階数、既存設備に近い事例を見せてもらうと、各社の工夫が分かりやすくなります。

限られた面積の中で、客席や売場、収納、バックヤードをどう配分するかも相談してみましょう。物件の制約に合わせて優先順位を整理してくれるかを確認することが大切です。

設計・施工・工事監理の担当範囲を確認する

店舗づくりでは、コンセプトづくり、設計、見積もり、施工、完成までの確認など、複数の工程があります。会社によって対応範囲や施工会社との関わり方が異なるため、どこまで依頼できるかを最初に確認しましょう。

看板や什器の制作、設備工事、貸主への図面提出などについても、担当者を明確にしておくと進めやすくなります。完成までの各工程を誰が担当し、窓口がどこになるかを比較して依頼先を選びましょう。

TENPosi Tokyo編集チームの
まとめ

代官山の店舗デザインでは、街のイメージに合わせることだけを先に考えるのではなく、出店場所、来てほしい人、提供する商品やサービスから店の見せ方を決めることが大切です。事例を見る際も、仕上がりの好みに加え、入口から店内へのつながりや、素材・照明・什器の使い方に目を向けてみましょう。

物件が決まる前後には、視認性や来店導線に加え、設備、搬入、工事条件、看板の設置範囲も確認が必要です。店の個性と日々の営業のしやすさを、物件条件の中で両立できる会社を選ぶことが、長く使いやすい店舗づくりにつながります。

当メディアでは、実現したい空間に合わせて東京の店舗デザイン会社を紹介しています。代官山での出店・改装を検討している方は、依頼先選びの参考にしてください。

「実現したい空間」で選ぶ
東京の店舗デザイン会社3選

東京エリアで店舗デザイン・内装設計に対応しているおすすめの会社を事例の多い空間別に厳選しました(※)。

リラクゼーション系
店舗のデザインなら
エステサロン
美容室
クリニック
東京の事例 19件
タクトデザイン工房
リラクゼーション系店舗のデザイン
引用元:タクトデザイン工房公式HP(https://www.takt-design.net/result/salon/17731/)
おすすめの理由
  • 天然素材の床材や壁材、輸入建材によるオリジナル什器や特注家具を組み合わせ、リラックス空間を演出
  • 代表が10年以上の店舗経営の経験を持ち、集客やリピートにつながる「顧客がやすらげる空間」を設計
オペレーション系
店舗のデザインなら
居酒屋
ラーメン
チェーン飲食店
東京の事例 27件
TRUST
オペレーション系店舗のデザイン
引用元:TRUST公式HP(https://ideal-shop.jp/works/2018/02/19/4075/)
おすすめの理由
  • 特に飲食店の施工実績が豊富で、入店・注文・配膳・会計・退店に至るまでのスムーズな動線を設計。
  • 床材・壁材なども耐久性や清潔感を考慮した素材を選定。長期的な修繕コストや日々の清掃にかかる手間を削減する。
エンターテイメント系
店舗のデザインなら
娯楽施設
商業施設
特別展
東京の事例 15件
乃村工藝社
エンターテイメント系店舗のデザイン
引用元:乃村工藝社公式HP(https://www.nomurakougei.co.jp/achievements/page/namco-tokyo/)
おすすめの理由
  • 映像、照明、音響など演出技術に特化した専門部隊が在籍。初期から「建築」「演出」を統合したデザイン設計を提案する。
  •    
  • 手掛けた施設の顧客動線、エリアの滞在時間、SNS拡散率などのデータを収集・分析。数字に基づく運営が可能に。

※東京エリアの事例数は各社公式サイトの掲載情報を基にした編集チーム調べ(2026年1月15日時点)

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